はじめまして。キャリモモ21卒内定者のKと申します。
私は21卒物流業界の内定者で、就活時は物流業界2社から内々定を頂きました。
今回は「物流って何?どんな仕事?」という人に向けて、ざっくりとした概要をお伝えしようと思います。
物流とはかなり広い言葉ですが、A地点からB地点にモノを輸送することを指します。
みなさんが当たり前のように使っているECも物流業界の存在があるからできることです。
そういった当たり前の生活を支えている点から「経済の大動脈」という風に言われることもあります。
私が冒頭の自己紹介で書いた「物流業界」とは一体どうなっているいるのでしょう?
物流業界は「陸運」、「空運」、「海運」と大きく3つの輸送手段に分類することが出来ます。
陸運とはトラックや貨物列車など、「陸上の貨車を用いた輸送」を指します。
手紙やネット通販等の宅配便から、さらには店舗向け商品、産業品、展示品など、扱う商材の幅が広いことが特徴です。
陸運業界と呼ばれる会社は、ヤマト運輸や佐川急便、JR貨物などが有名です。
空運とは、「航空機を使った輸送」のことを指します。
陸運・海運と比べて輸送スピードが非常に早いことが特徴です。
空運業界と呼ばれる会社は、日本通運や近鉄エクスプレス、DHLなどが有名です。
海運とは、「船舶を使った輸送」のことを指します。
海運は一度で大量のものを安く輸送出来ることが特徴です。
日本では海外からの輸送の90%以上を海運が担っています。
「当たり前を支える」を実現できる業界は海運業界とも言えるのではないでしょうか。
海運業界と呼ばれる会社は、日本3大海運会社である、日本郵船, 商船三井, 川崎汽船 が有名です。
物流業界の業務内容は非常に幅広いことが特徴です。
今回は倉庫で預かっている商品を目的地に配送するまでの流れをもとに説明します。
業務の流れは大きく6つのフローに分かれます。
それは「保管」→「受注」→「流通加工」→「倉庫業務」→「入出庫管理」→「輸送・配送」です。
※今回のフローに関しましては、一例ですので、その点理解いただけますと幸いです。
運んだ荷物をひとまず預かる業務です。
物流会社の業務範囲には、輸送時期の調整も含まれています。
薬品などを扱う場合は、冷凍保存するなどして高い品質で保つことが求められます。
私も、とある物流会社の倉庫を見学させて頂く機会があったのですが、一つの倉庫だけでも、商品によって保管方法が様々で印象的でした。
受注情報の確認や管理をします。
納品書などの必要書類の作成にあたって、出荷予定日や受注量、在庫確認なども行います。
依頼者の方針に応じて、保管中の在庫にラベル・値札貼りなどを行います。
あらかじめ組み立てが必要なものは組んでおくなど、出荷スケジュールに加えて顧客の要望にも合わせる必要がある、重要な工程です。
倉庫業務では、受注データをもとに商品の在庫確認やピッキング・仕分け・梱包業務を行います。
具体的に説明しますと、在庫を確認した後、倉庫にある商品を収集(ピッキング)し、依頼者の方針に基づいて分類(仕分け)し、運べる状態にする(梱包業務)ことになります。
不良品の有無なども検品に加えて、破損を防ぐための緩衝材を準備するなど、商品に合わせた作業が求められます。
上の文章からかなり複雑であることがわかるでしょう。
倉庫業務は物流業務で最も人手作業の割合が多い部分です。
正確性・効率性向上のため、機械化も進められています。
商品を倉庫に運んだり、倉庫から運び出す業務です。
配送先のデータを確認し、商品量の間違いや配送日のミスが無いように、出庫管理を行うことも重要な仕事です。
商品の汚損・破損を防ぐなど、保管中の管理も行います。
受注した商品(荷物)を指定された場所・期日に届ける業務を指します。
みなさんが最もイメージしやすい業務ではないでしょうか。
細かいかもしれませんが、「輸送」とは物流センターや、配送拠点などへ届けることを指し、「配送」とはクライアントや顧客のもとまで、個別に届けることを言います。
今回は物流業界についてまとめてみました。
といった人は、物流業界を見てみてはいかがでしょうか。